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居心地のよい住まい

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2009年 12月 18日

危険な集成材(構造材)

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木造住宅の柱や梁(構造材)にはハウスメーカーはじめかなりの割合で集成材が使われています。
はやりというかしっかり定着した感があります。
集成材というのは柱だったら丸々一本がひとつの木ではなくて細い角材が接着剤でいくつもいくつもつながったものです。
乾燥が簡単にできるので材の変形がおきにくく、また強度がだいたい一定にすることができるので使いやすい材料なのです。そして何より安いこと。
材料を作成する時に小さい木材も使えますので無駄がないのです。

しかしやはりというか最近、集成材が剥がれてしまうという事件がちらほらと聞きます。
わかり易くいうと柱などが細かく分解してしまうということです。
原因は接着剤の性能とか接着するときに少し材同士に不陸があったりとか分析されていますが、よくわかっていません。
集成材は工業製品ですから製造工場の質なども良くチェックしないと怖いようです。

ちまたで集成材が使われだして20年くらいでしょうか。
まだまだ歴史が浅いので50年や100年長持ちする家にはちょっと信頼がなく使えないというのが私の感想です。
ですので私はこれからも日本国産(できれば地元の)のしかも自然乾燥のムク材にこだわって家づくりをしていきたいと思っています。

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by matu-mitu | 2009-12-18 18:57 | 構造 | Trackback | Comments(0)


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