2015年 05月 15日
現在進めている物件で長期優良住宅の認定申請の準備をしています。 長期優良住宅とはどういうものか。 性能を高めて長持ちする住宅をつくっていこうというというもので、基準にあった性能にすると減税などメリットが与えられるものです。 具体的には、 ・耐震性能を高める。 建築基準法の耐震性能の1.25倍の強度にする。 建築基準法は壁量のチェックだけですが、床や骨組みの強度のチェックも行います。 ・省エネルギー性能を高める。 建物の断熱性能を現在の基準の最高等級4に定めています。 夏涼しく冬暖かい建物にして生活を快適に。そして使用エネルギーの削減を図ります。 ・劣化対策 建物の躯体が腐らない工夫。 もし腐ったとしても簡単に点検できるように点検口を設ける。 ・維持管理、更新の容易性 建物は躯体よりも水周りなどの設備が先に寿命を迎えるので、これを容易に交換できるようにしておくものです。 ・維持保全計画 あらかじめ建物各部位のメンテナンス時期を定めて計画をたて、この計画通りにメンテナンスを行うものです。 以上のようにどれもそんなに特別なものではなく、建物のことを考えれば積極的に行っておく方が良いものばかりです。 そしてそんなに工事費が上がってしまうものは特にありません。 減税対象は所得税、固定資産税、登録免許税、不動産取得税になります。 認定には申請が必要です。 申請費用は5〜6万円。(住宅性能評価機関で審査、最終的には管轄行政庁で認定されます。期間1.5ヶ月程度) 認定の申請で多少の時間がかかりますがメリットの方が多いと思いますので住まいを建てる際は是非検討してみてください。
by matu-mitu
| 2015-05-15 10:06
| 構造
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