2015年 06月 23日
住まいのプランをつくるときには「動線」というものを考える必要があります。動線というのはヒトがどのように移動するかを考えることです。頻繁にヒトの動きがあるところでは動線が交差しないようにしなければいけません。住まいの中に危険なところをつくってしまう可能性があるからです。廊下を歩いていたらトイレのドアが急に開いてぶつかりそうになった、というのも動線の部類になります。動線空間に囲まれて落ち着かない部屋をつくってしまう可能性もあります。 キッチンでも動線を考えることは必要です。上の写真のキッチンは少しわかりづらいですが手前がリビングダイニング、カウンターの向こう側にキッチンセットがあります。キッチンセットに背を向けてカップボードや冷蔵庫が見えています。開放的に左右両方からオープンにキッチンに入ることができ、左側はキッチンの奥の食品庫へ、右側は奥のトイレ、屋外テラスに通じています。 グルグル回って移動することができ、行き止まりがありません。料理をダイニングに運ぶときは左側を、トイレに行くときは右側を通るように自然となっています。一人で料理することもできますし数人で同時に作業することもそんなに難しくはありません。料理しているところに観客がいても大丈夫です。 まずはキチンと動線を整理する。なるべくなら行き止まりのないプランにする。 これだけでキッチンが数倍使いやすくなるような気がします。プランを考えている方、少し検討してみてください。
by matu-mitu
| 2015-06-23 17:18
| 住む
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